ナスの大きな葉

  • 2011.08.28 Sunday
  • 21:33
 

こんにちは、園芸店オヤジです。
信州でもまだまだ暑い日が続き、毎日水遣りに追われる日々です。


  秋ナスが大きな葉になってしまいました

何でも大きければよいと言うものではありませんが、秋ナスとして6月下旬種まき、7月売り出した苗を一本だけ植えた結果がごらんのとおりです。

場所は弊社の育苗室の裏出入り口の一角。
肥料も堆肥も施しておりませんが、このあたりは地下水位が高い事、加えて窒素濃度が濃いがゆえの巨大葉となりました。


 イナゴが呆れているようです…

千円札と比較している私に、イナゴも呆れているようです。



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我が農園とキュウリの様子

  • 2011.08.16 Tuesday
  • 09:04


こんにちは、園芸店オヤジです。
夏野菜が盛りですね!

山に囲まれた我が家の畑です。
当店の実験農場でも有ります。


  繁っていますね(笑)

今、我が家庭菜園は超過密です。


  中はこんな感じ。

画像中央のアーチパイプ。
手前左はT社のイボ系キュウリ、右はS社のイボ無し系キュウリです。
草勢の違いは、左イボ系はポット育苗中に暖地で売れ残った物を試したもので、初期生育に問題がありました。いずれにせよ、両方とも、そろそろ老化のはじまりで、ウドンコ病になっています。ご苦労さんでした。


  左がT社イボ系、右がS社イボ無し系です。
 
キュウリ写真 左がT社イボ系、右がS社イボ無し系です。
お客様の意見では、食味と取り扱いし易さにおいて、右イボ無しに軍配が上がっています。
 


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腐葉土からセシウム、の問題を考える

  • 2011.07.31 Sunday
  • 09:55
 


こんにちは、園芸店オヤジです。

当店オリジナルのそば殻堆肥(商品名ハスキー・ミックス)は、長野県内の各製粉所から排出されるそば殻およびそれに付随するフスマ・アラ・微粉末を主原料としています。

従って、現在問題になっています高濃度の放射性セシウム汚染の心配は全くありません。


 ハスキー50% 赤玉・鹿沼土50%で育つ鉢菊
 
今、各地ホームセンターで問題の腐葉土・堆肥の回収騒ぎになっていますね。

この事件について書きたいと思います。。
なお、この事件によって、わたくしは漁夫の利を得ようとする意図は全くありません。

寧ろ土壌や農業を研究する課程で、水環境問題(特に諏訪湖の水質)に力点を置いていることは、さかのぼって本年1月からのブログをお読みいただきますと読者諸氏の理解が得られると存じます。
 
土肥学会においても、腐葉土や堆肥の定義は明確ではありません。
学会の論文に於いても、○△畜糞堆肥を10禿たりX垰寨僂靴燭箸△蠅泙垢、その堆肥は副資材に何を使って、且つどのような方法で製造されたか、明確にされて居らず、この重要部分が欠落したりしています。

自らの手を土まみれにし、身の回りの余りある資材各種を発酵させ、土と等量混合の後、種まきを繰り返し、実験の結果、最後にそば殻にたどりついたのです。

上記の疑問が生じて当然でしょう。
 
ホームセンターの放射能汚染腐葉土・堆肥の原材料は、明らかに3月11日以後に集められたものでしょう。

昨秋の落ち葉を所定の箇所に山積みされてあったなら、物理的に落ち葉の汚染濃度が数万Bqになったでしょうか?
そして、それだけ大量の有機物が発酵という手続きを経たものか、単に腐植によるものか(これも一応腐葉土と言われてはいるが疑問)?

以前からなのですが、安物の「腐葉土」と称する商品は、ヘタをすると、ただの落ち葉に 
汚泥 を混ぜ込んだものを「腐葉土」として売っています
その事にも疑いの目を向けずには居られません。
放射能の問題が発生する以前に、何故この事が問題視されなかったのか疑問に感じます。

いずれにしても、こんなに短い堆積期間でちゃんと発酵された腐葉土が出来上がってしまう訳が有りません

これは魔法ですか?

それとも、大型店が価格競争の結果の産物ではないでしょうか。


  トマトのその後。元気一杯です。

 

 最近の上川の様子


上の画像は広瀬橋直下の現在の様子。
バイカモなどの沈水植物一切無し、堰堤の上は禁漁区、だが魚一匹見あたりません。
諏訪湖最大の流入河川上川の無惨な姿です。


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諏訪湖にアオコが発生。

  • 2011.07.05 Tuesday
  • 08:39
 


こんにちは、園芸店オヤジです。

現代になり、公共事業は農業の利便性のために、農地を走る道路を全て舗装し、土の水路は三面コンクリートのU字坑にし、しかもそれを全て直線碁盤の目型にしてしまいました。
これを区画整理事業(以下単に事業)といいます。




上のグラフは諏訪盆地の上川・宮川につながる事業の履歴を示しています。

ご覧のとおり、1990年代は本事業のラッシュでした。
そして最も多い完成は1994年〜2000年
と記憶しています。

過去にこの事業が大変な環境破壊になることを予測した学者は皆無でした。
しかし、
前回紹介しました沖野・花里両氏は1999年になって、突然「アオコが消えたから良かった」と言い出しました。

事業の影響が現れるのは、事業着工から完成の約2〜3年後と考えれば、このデータと良く符合することがお解りでしょう。
 
諏訪湖の水の滞留時間は39日間であることは一般に知らされています。
したがって、下水道完備の効果が20年もかかって表れるわけはありません。
 
さて、高冷地の諏訪盆地にも猛暑が訪れました。
前回予測申し上げましたが、アオコ発生の条件は整ったようです。


 今月・7月2日の諏訪湖
 

私の観測地点は上川河口に最も近いヨットハーバー。
明らかにアオコは繁殖しはじめたようです。
この状態から更に、来月はアオコが増加するでしょう。

豪雨が降らぬ事を祈るのですが、豪雨が有ればアオコは死滅します。
先日ここに書いた通り、豪雨により一気に農地から肥料やアルカリ資材が川→湖に流れ込み、水質が「アオコすら棲めない」程悪化するのです。

地元マスコミで、ミジンコ先生と書かれて崇拝されている花里氏に問いたいのです。
その時本当にミジンコは生きていられるのか。
他の動植物が見られず、撮影中もたえずメタンが泡立ち透明度とは縁のないこの湖です。
あなたにとって、ミジンコは詐術の道具ではありませんか?
 
こんな簡単なトリックを許すのがこの国の学会であり、マスコミであり、行政です。
こんな体質で、今回の原発事故に立ち向かう知恵が産まれましょうか?
心配しています。

次回は実験中の野菜、トマトを報告し再び原発を考えたいと思います。


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数年前まで諏訪湖で泳ぐイベントが有った!

  • 2011.06.26 Sunday
  • 21:31
 


こんにちは、園芸店オヤジです。

今日も前回に引き続き諏訪湖のお話しをさせて下さい。

前回は
州大学教授の沖野外輝夫氏・花里孝幸氏らの著作物『アオコが消えた諏訪湖』と言う本を御紹介しました。
諏訪湖がキレイになってきた!と書かれている「トンデモ本」です。

県のHPの水質調査データでも全くキレイになってきてなんかいないのは判ると言うのに、どうしてこの「国立大学教授」や、「マスコミ」は皆を騙すのでしょう??

もう一度県HPの、水質データを貼っておきます。(PDFです)


http://www.pref.nagano.jp/kankyo/mizutaiki/joujikanshi/10/10suishitsu-01.pdf

なのに2000年から2006年頃までこんな催しをやっていたのです。

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=3990

この記事の中から一文を抜き出しますと……

実行委員長の沖野外輝夫信大名誉教授は「水質的には既に泳げるレベルになっている」と話している。

ビックリしてしまいました。
泳げる、と言うならまぁ、どこの水の中でも泳げない事は無いでしょう。
命や健康を考えないのなら、の話ですが。

しかし沖野信大名誉教授は「水質的に泳げる」とハッキリ、マスコミに、つまり長野の皆さんに宣言を出してしまっています。

では「水質的に泳げるレベル」とは何でしょう?

泳ぐ時、必然的に口に水が入りますよね。
飲み込まなくても入ります。

以前身内がエジプトの高級ホテルのプールで泳いでしまい、感染し、恐らくコレラのような病気になってしまった事を思い出します。
キレイなホテルですから勿論水も一見キレイだったそうです。
勿論その際にプールの水を飲んでしまった訳では有りません。
「口の周りに水がつく」とか「息継ぎする時に一旦水が口腔内に入る」程度で感染してしまったのでした。

つまり、「病気にならずに泳げるレベル」とは、「多少飲んでも大丈夫」という事だと思います。

沖野信大名誉教授に言わせると「諏訪湖の水は飲めるレベル」という事らしいです。

しかし……

その後、私の店を訪れたお客様数名から
「あのイベントで泳いで入院した人が出た……」
と言う言葉を聞きました。

勿論入院騒ぎはマスコミは取り上げていませんから、ここにその証拠を貼る事は出来ません。

入院する人が出ても当然です。
諏訪湖で泳いだりする事は、病原菌がウジャウジャ居る所に入っていく事なんですから…。
足先だけならまだしも、腰までつかるのも止めた方が良いのでは?と思います。
そう言うパフォーマンスは今でも続いているようですが…


原発に関しても数年前に東大の大橋教授と言う「エライ方」が市民の集会で、
「プルトニウムは飲めます」と発言したのは、今、ネット上の動画などでも流れていて有名になっている話だと思います。

沖野名誉教授は諏訪湖の水を、
大橋教授はプルトニウムを、
どうしてTVなど公開の場で「グイ」っと旨そうに飲んでくれないのでしょうか?
とても説得力があるのでこの様な「トンデモ」主張をなさる方々には是非、その様なパフォーマンスをお勧めしたいと思います。



 
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湖・河川の水質は農地と深い関係が!〜そして行政と学者も深い関係が〜

  • 2011.06.25 Saturday
  • 14:15

 
 
こんにちは、園芸店オヤジです。


 2006年7月17日の豪雨の様子です。
 自宅近くの上川広瀬橋付近からJA会館の見える対岸を撮影しました。
 


上の画像は2006年7月17日の豪雨の様子を撮影しておいたものです。
自宅近くの上川広瀬橋付近からJA会館の見える対岸を撮影しました。
この時の豪雨禍は、岡谷市湊地区の土石流による8名の犠牲者を出した程でした。
諏訪湖河口でも歩いて渡れるくらいに土砂が堆積しました。

この大雨がその後のヒシの繁殖などに繋がり、諏訪湖環境を激変させたことは間違いありません。

大雨と湖の水質の関係が、どういうメカニズムかと言うと、

大雨→農地の窒素など肥料成分が上川に流れ込む→諏訪湖に大量の肥料分が流れ込む→諏訪湖が富栄養化・高アルカリ化する

と言う事です。
富栄養化すると何がいけないのか?は下に書きます。


 広瀬橋から諏訪湖に向かう濁流
 
上の画像は広瀬橋より撮影した、諏訪湖にむかう濁流の様子です。

上川の上流にある原村の小林一郎氏(故人)をはじめ、直接お話を承った農家数名の方々の農地が、耕盤をはぎ取られて汚濁流を形成していました。

上川の水質を調べてみると、pH計が9〜9.5に、ECメーターが3〜5に跳ね上がっていました。
上記メカニズムを考えれば、それは不思議ではありませんでした。

大量の窒素やリン、それらと結びついたカルシウムやマグネシウムが諏訪湖に流れ込む様子が窺われます。

(当時、大雨直後に豪雨前と後では40倍濃度との報道が有りました)


 浸水した当店
 
しかし、この年の夏はアオコの発生は見られませんでした。

この事は、信州大学教授の沖野外輝夫氏・花里孝幸氏らの著作物『アオコが消えた諏訪湖』に、根本的な事実誤認が書かれていると言う証拠になりました。


問題の書『アオコが消えた諏訪湖』

この著書の内容をかいつまんで書きますと…

P4「奇しくも下水処理場が作られてちょうど20年目になる1999年に突然アオコが激減し、諏訪湖からかび臭が消えたのです。それと共に迷惑害虫となっていたユスリカの発生量が減り、衰退していた水草帯が復活しはじめました。水質浄化が目に見えて進むようになり…」
 
P37「簡単に言うと、植物プランクトンの光合成が活発におこなわれると水中の炭酸ガスが消費され、pHはアルカリ側に変化することになります。」
 
P164「ヒシの増加は回復までに通らなければならない道の駅の1つです」
 
P188「人工内湖(湖内湖)の設置は流入する汚濁物質を沈めて、除去する働きと共に、湖沼の再自然化効果も期待されます。」


つまり……
「諏訪湖からアオコが無くなったのは下水処理のお陰で水がキレイになったから♪
不愉快なユスリカ(湖の中では赤虫ですね)が居なくなってラッキー♪
植物性プランクトンもいっぱい居るよ♪pHが高くなったのはそのせいなのね♪
ヒシは浄化の過程だから気にしなくてイイヨ♪」

……と言う内容です。
まだまだ数え上げればきりがありません…。


               
                  ナニイッテンノ( ゜Д゜)…!?

 


問題はこの本の出版が信濃毎日新聞社であり、2007年7月16日付け同紙に、キーパーソンとして登場した沖野外輝夫氏が「諏訪湖はこのままで手を加えず、自然の回復力に任せるのが良い」とシャアシャアと仰った事です。

よく言うよ…と思います。

なにが「よく言うよ」なのか、
ごく簡単に述べますと、アオコも藻類という生物です。
そして、湖沼の富栄養の産物です。
土壌も水質の中でも、環境の中に於いて富栄養はとても良くない事です。
人体に於いてはメタボリック症候群になりますよね。

しかし、富栄養も極限に達しますと、アオコもやがて減少します。
この事実は私達が農地に肥料を与えすぎて作物収量が減少する状態と何ら相違がありません。

これを報酬漸減(ホウシュウゼンゲン)の法則で説明されます。

梅雨期とは言いながら、現在諏訪盆地は少雨状態が続いています。
この後高温になりますと、毎年間違いなくアオコは復活します。

そして写真のような豪雨にあうと「アオコさえ生きられない」と言うことになるのです。

豪雨なら豪雨程、農地からの流入物が増加するという証明です。

汚濁流(ヘドロ)は農地からの大量な肥料分で出来上がります。
多すぎる窒素、そして大量に使用されるアルカリ資材。
当然それが河川に入り、湖に流れ込めば河川も湖も富栄養化と共に高アルカリ化します。

そのような場所にアオコも植物プランクトンも棲めません。

水底に根を張るバイカモなどの沈水植物も、当然生きてはいけません。

ですからバイカモは清流にしか生えていませんよね。
そしてバイカモなどの沈水植物が、澄んだ水を通して太陽の光を受けて光合成して酸素を発生させます。

水が濁っていたり、ヒシなどの浮葉植物が水面を覆ってしまっても太陽の光は水底に届きません。
富栄養の元では生きられません。
こんな高pHでも生きられません。

水槽以外の睡蓮鉢などで水草を植えて、魚を飼った事のある方ならご存知だと思いますが、本来ならば水底に根を張る水草が、酸素を発生させて色々な生きもの達が生きられるのです。
水槽の中に入れる酸素の「ブクブク」も自然界では必要有りません。

沈水植物が生きられる環境があれば、豊富な酸素と共に色々な生きものが生活出来るのです。

ユスリカが大量発生していた頃、まだまだ諏訪湖では沢山のワカサギが捕れていました。
ユスリカは成虫になると嫌われてしまいますが、幼虫時代はペットショップやホームセンターにペットの餌として売られているあの「赤虫」です。
その赤虫が沢山いたから、それを餌に魚たちが生きられました。

上記の本には「ユスリカが消えて良かった♪」と有ります。
何を考えているのでしょうか?
近年は、ワカサギが激減した原因を「カワアイサがワカサギを食べてしまうから」と決めつけて、せっせとカワアイサを追い払っていますが、食べ物も酸素も激減した湖の中で、どうやってワカサギが生きていけると言うのでしょうか?

犯人にされたカワアイサも気の毒というものです。
彼らだって、周辺の上川や天竜川でも魚が激減し、生きる術を求めて諏訪湖に来てしまったのです。

そして
沈水植物が繁る事も出来ぬ環境では、当然貧酸素と言う状態になります。
諏訪湖が貧酸素状態で有る事は公にも認められている事実です。

上記の本には「高アルカリ状態は植物プランクトンが光合成したから♪」と有りますが、植物プランクトンは貧酸素中では存在しないのです。
もしこの本の著者らが言うように植物プランクトンが豊富に存在するのなら、そして光合成しているのなら、酸素が生み出される筈です。
ここでもまた、この本の理論破綻が見えるのです。

ヘドロが堆積し、高アルカリ化し、富栄養化した諏訪湖には魚や赤虫などの動物も沈水植物も、植物プランクトンも、そしてアオコすら棲めなくなったという訳です。

諏訪湖で唯一元気な「ヒシ」は、低酸素状態に強い植物なのです。

ですからアオコが消えたから「水が一見キレイに見え」、ユスリカも居なくなって「街も一見キレイに」なった、と言う訳です。
こんな「見せかけの状態」を「諏訪湖の浄化は進んでいる、キッパリ。」と著書にしてしまうのだから畏れ入りますわい。


このような根本的誤りからは、古言「1つの嘘をつき通すには、別の嘘を20発明しなくてはならない」となることが露呈します。


水だけを下水処理場でキレイにしたつもりでもダメです。
根本原因である「富栄養化」や「高アルカリ化」は、実は農地から大量に流れ込んだものなのです。

ですから園芸店オヤジとしては、この問題は他人事ではなく、取り組まざるを得ない問題となったのでした。


学者に対して陰口を叩いていてもはじまりません。
堂々と本人に問いただそうと思いました。
そして翌年の土肥学会・東京大会での講演要旨および、2009年関東支部大会で、わたしはこの本の著者に対して真実を問いました。

公開の場に於いてわたしの追求に耐えきれず、この本の著者は公開の席で話をしているわたしからマイクを奪い取りました。

諏訪の中でわたしは、湖内湖など意味がない事を科学的に説明し、税金の無駄遣いである事なども含めて声を上げました。
そして住民大会が開かれました。
住民は湖内湖建設に対して反対の声を上げました。
その結果、湖内湖の計画をこの本の著者ら・行政は断念しました。

その頃の知事が田中康夫氏だったのも大きかった、と思います。
そうでなければ、ああして民意は行政に届かなかったのではないか?と。

湖内湖なんて意味がないのを本当は、湖内湖推進派達も解っていたのだろうと思ったりします。

原発が絶対に安全ではないと、チェルノブイリの事故の例で分かっていながらも推進してきた行政や電力会社の本当の狙いは「利権」です。

何だか今の原発問題で、行政とグルになって原発推進してきた御用学者連中がシドロモドロ・矛盾だらけ・マスコミに顔も出せなくなった状態と重なって見えます。

同じ様な構図がそこに見えます。



              〜資料〜(PDFです)

諏訪湖の水質が年々良くなっていくなんて県のHPにも出ていませんね。
CODは環境基準値の倍以上で横ばい、
全窒素はコツコツと増え続け、汚染を増しているようです。
(9ページに有ります)

どうしてマスコミや諏訪の行政は「年々きれいになって行っている」などと嘘の記事を書いたりイベントを開いたりするのでしょうか?

2000年から数年間行われていた「諏訪湖で泳ごう」という、イベントには度肝を抜かれました…

次回それについても触れたいと思います。
 
 
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トマト栽培実験経過報告・そしてゼオライトの事も。

  • 2011.06.18 Saturday
  • 18:59
 

こんにちは、園芸店オヤジです。

ゼオライトは主として農業資材として使われる物質とばかり思っていましたが、東電原発事故修復に登場しました。
ゼオライトで放射性物質を吸着させると言う事のようですね。

かつてこのブログでご紹介しましたが、モンモリナイト系粘土鉱物(窒素過剰にブレーキをかける目的で施用しました)と共に、水の浄化にも役立つことは承知していました。
しかし放射性物質は天文学的な数字のBq。
それではゼオライトが瞬時に汚染物質が飽和状態になるのでは?
…との疑問と期待感が交差しています。

ただ原発問題。今のところ火はつけても直ちに消す技術はない。
直ちに鎮める技術が無い以上、「日本経済の維持又・発展の為に原発は不可欠」という理屈には同意しかねています。

そんなにカネ・カネ・カネが大切なのでしょうか?
人間の健康や、安全な食べ物よりもそんなにカネが大事なんでしょうか?

1960年代初頭に我が国で原発が動き始めました。
しかしそれ以前の、原発も無く、経済発展も途中であり、電化製品も今程は豊富ではない時代、わたし達は不幸だったでしょうか?

あの太平洋戦争さえなければ、わたし達の世代の子ども〜青年時代は幸福だったと思います。

太陽光や地熱による代替エネルギーの話もとても大切ですが、電気がそんなに無くたって、薄暗い家の中でも家族で豊かな食卓を囲む事は出来ます。
TVを付けっぱなしでなくても会話すれば賑やかです。
本を読むのも楽しいです。

イタリア人は「人間の幸福とは何か」を解っているからああ言った結論を出したのだと思います。
電力不足になっても、経済的に落ち込んだとしても、彼らはこれからも美味しい農産物を作り続け、それを家庭のマンマやリストランテなどが美味しい料理にし、皆でテーブルを囲んで美酒を呑んで、歌って語り合って、恋をして人生を楽しむのでしょう。

イタリア人の価値観は「食べて・歌って・恋をして」だと聞きます。
電力を物凄く使ったり、カネを物凄く稼いだりする必要は無いと言う生き方だと感じます。

きっと彼らはこれからも幸福でしょう。


ところでイタリアと言えばトマトですね。
あちらの料理には欠かせません。
日本の食卓にも欠かせない野菜になりましたね。


 屋外でのトマト実験画像です
 
上の画像はトマト実験の中間報告です。
ほぼ同時期に定植した路地ものの方が、ハウスで雨よけした物よりも、今のところ体格も良く、健康そうに見えます。


 こちらはハウス内での実験です


一方ハウス物は、雨水が入らず根張りが遅れているのかも知れません。
トマトの着果部位はタバコの太さが理想と言いますから、ここは追肥など考えず、静かに見守って行くことにしています。
 


14日の朝日新聞・天声人語の一部にこう書かれていました。
「嘘は魔物で、ばれぬように上塗りが要る。西洋の古言では、1つの嘘をつき通すには別の嘘を20発明しなくてはならないそうだ。」…
原発問題を論じての話でしょうが、私が取り組んで来た諏訪湖の環境問題についても同じことが言えます。

次回は諏訪湖のドラマはこれからの時期にはじまりますので、確かな予測をお伝えいたします。


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トマトの連作障害を克服する!〜わたしの実験〜

  • 2011.06.12 Sunday
  • 22:38
 

こんにちは、園芸店オヤジです。


 我が実験ハウスのトマト達です

最近の我が実験ハウスの様子をご覧いただきます。

幅2.7単行き6.4辰両型ハウスで腰周りは、0.4ミリ目合いの虫よけネットで覆っています。
オンシツコナジラミ類やアザミウマの侵入を防ぐためですが、人間の出入り時に充分注意をはらっても一作に1〜2回の殺虫剤の出番があります。
 
平成7〜9年は肥料過多で大失敗。
自ら開発した堆肥を信ずることなく、化成肥料や鶏糞を足してしまったのです。

そのとがめは、幹が板状になったり、親指以上の太さで成長が停止してしまい、挙げ句の果ては花ふるいによって着果なしという結果を招きました。

人間懲りないと進歩もないことが良く分かりました。
 
品種はサカタの麗夏とリンカ409。
いずれも接ぎ木苗を使用しています。

土壌消毒剤は一切使用していません。


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家庭菜園で連作障害を克服する為に〜堆肥の実験〜

  • 2011.06.04 Saturday
  • 13:57
 

こんにちは、園芸店オヤジです。

家庭菜園を続けるには、連作障害をいかに回避できるかにかかっています。
一筆の狭い土地でトマト・ナス・ピーマン・ジャガイモなどナス科植物と、キュウリやカボチャなどウリ科植物を中心に毎年作り続けるのです。
それ故、畝を少々替えたぐらいでは、地下の根茎の範囲はたえず重なっていることになります。
 
先日は敬愛する後藤逸男先生の資料を基に、肥料バランス・塩基バランスを保つことの大切さと難しさをお話ししました。

東京農業大学関係でもう一人忘れてはならない先生がいらっしゃいます。
『作物の栄養生理最前線・・・ミネラルの働きと作物・人間の健康』を書かれた渡辺和彦先生です。
大切な、深い内容を誰にでも解りやすく表現されている、とてもお奨め出来る本です。
 
しかし、完熟堆肥については、後藤先生は微生物の餌と言い、渡辺先生も辛口の評価をされています。

一方2001年土肥学会誌4月号に於ける技術レポートで、千葉県の研究者・牛尾進吾先生らは「家畜ふん堆肥の成分特性を示す『堆肥クオリテイチャート』」で流通している堆肥の発芽率に着目し、80%以上の物を発芽率良好=土壌改良効果ありとしています。

さらにさかのぼると1975年、名古屋大学・吉田重方先生は論文「オガクズ堆肥施与による作物の生育障害とその発生原因(農業および園芸 第50巻第2号)」において、樹皮・木片・オガクズなどいわゆるバーク系堆肥の問題点を指摘しています。
しかし、現在畜糞堆肥の大部分はバーク系ではないでしょうか。
 
以上のことから、畜糞堆肥はその副資材として使われる素材(バーク・落ち葉・稲ワラ・籾殻・そば殻等々)や製法・堆積期間によって果たすべき機能が違うのではないかという疑問を持ち続けている私としては、実験内容の一部を公開することにしました。
 
ジャガイモ(後作に大根を作るので輪作です)とトマト(完全連作しかも13年)の収穫終了まで、克明にして飾らず、失敗も隠さず御報告する予定です。


  実験中のキタアカリです
 
上画像のジャガイモは、品種名キタアカリ。
男爵とともに早生系です。
これを播種したのは3月25日です。

この頃、高冷地の諏訪では霜柱が立つほどの低温でしたが、以下の理由によって、早蒔きの方が有利と考えられます。

1)覆土を7〜8僂砲垢襪里播牾欧呂覆ぁN上倉庫内でもマイナス2〜3度までは耐えられるという説もある。

2)地下茎は低温でも伸張しています。

3)最近の気象条件は梅雨の後半に多雨の確率が高い。したがって、昨年も地上部茎葉が下から2〜3段黄化したら成熟期と見て、7月初めに収穫した人は腐敗をまぬがれていました。

4)反対に遅まきで、しかも地上部が全部枯れるまで放置していた人に腐敗の報告が多かったようです。
 
次回はトマト連作についてお話しします。


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肥料が多すぎると……!(+土壌から放射性物質を減らす為のヒントについて)

  • 2011.05.29 Sunday
  • 15:36
 

こんにちは、園芸店オヤジです。

「園芸店経営」という季節労務者は、4月下旬から休むひまなく働いてきました。
取り寄せてあった雑誌・農耕と園芸5月号も書店の袋に入り、我が枕元で眠ったままの日々が続きました。
その忙しさから解放されて昨夜、別冊付録を取り出したところ、後藤逸男著「土壌診断とやさしい土壌学」でした。

この先生のお話は見逃せない!


 異常が出たキュウリの葉
 

上の画像は、本日お客様から相談を承ったキュウリの葉。
これを細菌による病害と勘違いして、野菜の病害図鑑とにらめっこでは恥をかきそうです。

お訊きしますと、連年苦土石灰と堆肥プラス8・8・8の○○化成肥料を散布されているとのこと。

弊社のそば殻堆肥・ハスキーミックスを使用する時は、他の窒素・リン酸・カリを含む肥料は(鶏糞など有機肥・化学肥を問わず)一切併用しないことをお願いしています。

この約束は残念ながら守られてはいなかったようです。
 
次に問題なのは、苦土石灰(Mgマグネシウム)を撒き続けて高pHにしてしまった。
後藤先生はpH6.5以上ならば、ただちに石灰資材の施用を中止せよと言います。

植物に必須微量要素(鉄 マンガン 亜鉛 銅 ホウ素 モリブデン 塩素 ニッケル)の正常な吸収はリン酸過剰や高pHによって妨げられると強調されています。

同書は雑誌の付録とは言え、初心者にも解りやすく、又読み物としても面白く語らえているお勧めの書です。

なお写真の生理現象が、鉄栄養かホウ素などが原因しているのかは分析機器を持たない私では断定できません。


ところで未だ終息していない原発からの放射能漏れ。
汚染地域は広がるばかりですね。
この先未来永劫、使用出来ない土地になってしまった場所も有るでしょう。
しかし、低い濃度での汚染地域に於いては今後も皆がそこで生き、農業を営み、それで収入を得たり、それを食べる事で命を繋いでいく事になるでしょう。

以前にも
このページで紹介致しましたが、土壌からセシウムやストロンチウムを除去する方法が、今後の重要課題となるでしょう…

日本の、しかもその場所その場所に合った植物を使ってのファイトレメディエーションが先決となって来ています。

放射能漏れが落ち着いたら、
ファイトレメディエーションに取りかからなくてはなりません…。

そのヒントとして、
この土肥学会のページを是非お読みいただきたいと思います。
この情報は随時新しい情報が追加されてます。

そして事が終息する事を祈りながら、「これから」の事を考えたいと思います。


今低濃度汚染されてしまった地域に於いても、数年後には子ども達にも安心して食べさせる事の出来る作物が、再び作られるようになる事を信じたいと思います。


 
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