根こぶ病について〜白菜やキャベツの病気〜

  • 2011.01.29 Saturday
  • 14:53
 

こんにちは、園芸店オヤジです。


白菜やキャベツなど、アブラナ科の野菜(平たく言えば、越冬するか、寒いのに種を早蒔きしすぎてトウダチし菜の花が咲いてしまう野菜)は、根こぶ病という土壌病害に冒されることがあります。


 これが根こぶ病です。


病状としては、もうそろそろ結球するかな?と言う頃に、突然、日中急にしおれてしまう。
抜いてみると根はコブの集まりで、根毛も見あたらない(画像をご覧下さい)。

この病気は、いわゆる土壌病害の代表です。

かつては土壌消毒剤を散布する事しか、解決の道が有りませんでした。

さらに畑に入る際、履き物を消毒してなどと、まるで今日問題になっている高病原性鳥インフルエンザのウイルス並の扱いでした。

しかしこちらはウイルスではなく、手持ちの顕微鏡(1000倍)で見える土壌菌の話。
 
学名Plasmodiophora brassicae というこの菌は、水はけの悪い土壌で多発し、酸性土壌を好むという性質があります。

したがって対策としては、水はけをよくして
石灰資材・鉄鋼スラグなどでPHを中性の7.0〜7.5位に引き上げることが絶対条件です。
 
ここでさらに、今までにもお話ししましたが、完成純度の高いそば殻堆肥を畝10平方メートル当たり40リットルを散布します。

心配でしたらそれより若干多めでもかまいません。

この三つの条件が満たされますと、初年度において、85〜90%の確率でこの病気は回避できます。

この効果は持続性がありますので続けて頂きますと、翌年繰り返しで全く心配はいらなくなります。

有機でも無機でも、肥料を与えるのは一切禁止です。ことに燐酸過剰はねこぶ病を誘発します=後藤逸男先生のご研究より。
 

さらに種を選ぶ時、抵抗性品種を組み合わせるなら、「耕種的防除法」と言えましょう。


この耕種的防除法として、後ほど(3月頃)トマト連作についてお話ししたいと思います。



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コメント
オヤジさん、こんにちは。

今日あたりは、忙しいのでしょうね……
こちらでも、平日より休日の方が混むような状況です。

普段、これだけの乗用車が何処に潜んでいたんだぁ〜?ってな感じです。

それにしても、一般の方達が良かろうと思って与える肥料が作物に逆効果、そして「とどのつまり」が土壌汚染に繋がって行くと思うと恐ろしいですね。

変な肥料を与えると病気もそうですけど、害虫も呼んでしまいそうですね。

以前、鉢植え盆栽に油かすの中玉を乗せたことがあって、見に行くと必ず決まった種類のハエがいるんですね。

それで「何でだろ?」って中玉を割ってみたら、中には蛆がたくさん……

(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!  っとなって、それ以来、盆栽に肥料を与えないようにしています。

下手な肥料なんて、徒長も促すし、良い事なんてないです。

樹木は、養分が欲しければ、鉢の底穴から地面に根を出しますから、盆栽は地面に置いて、ハサミで細かく剪定しながら育てる事にしました。

が……夏を過ぎると根が土深く潜っていて、鉢回しが出来なくなっていたりして……

業務で細かい面倒を見てあげられないから、本当は盆栽に手を出すべきではないのですけどね。

なので、せめて春先には、鉢一杯になった根を切りつめて、土は交換してあげています……

それにしても根コブ病……怖いですね……1回土を汚してしまった土が戻せるのか?と思うと、何かを始める前に、やはりの勉強するしかないっすね。

オヤジさんのこのブログで、沢山の園芸ファンが学んでくれると良いですね。

余談ですが、今でも、夏休みの宿題を忘れて2学期を迎える夢を見る事があります。何十年も過去のことなのですが……(笑)
  • ちば!
  • 2011/01/30 7:57 AM
ちば!さん、こんにちは。

盆栽を楽しんでいらっしゃるようですね。

ボケやりんごのようなバラ科の植物、特にボケの根にはコブ病がおおいですね。

あれは根頭癌腫病と言ってアグロバクテリウムという菌が根に進入し増殖するからです。

そこで赤玉土・鹿沼土へ完熟堆肥を30%位混合すれば防げます。

また堆肥の代わりに腐葉土でも良いのですが、その場合でも発酵完熟のものでなければ意味がないです。

アグロバクテリウム菌にたいする天敵菌(=拮抗菌)の作用でしょうね。

ところで、先日おたずねの少量有機物はなぜ発酵しにくいかのお答えは本日本文に書きたいと思います。
  • 菊地虎男
  • 2011/01/30 10:43 AM
はじめまして。

近畿大学生物理工学部で寄生性の菌を研究している研究者で、東 慶直と申します。もし、ネコブ病に冒された植物をお持ちでしたら、頂けませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
>東様

ネコブ病のサンプルが欲しいとのことですが、当地では ご案内のように対処法が徹底してきたからでしょうか、手に入り難くなりました。
お近くの農協に相談されてはどうでしょうか。
  • 菊地虎男
  • 2011/09/14 8:52 PM
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