諏訪湖のアオコを例に〜考察する、ということ〜

  • 2011.02.18 Friday
  • 14:38
 


こんにちは、園芸店オヤジです。

LINKさせて頂いています、山室真澄先生のblog「Limnology」 を拝見しますと、「つぶやき」に、「基本は教科書と高校の参考書」とあります。
(あ、東大の先生だからと言ってそんなに怖がることはありませんよ。

昨年三月からおつき合い願って、今日に至りますが、今まで授業料の督促無しだったんですから(^m^*)……)
 
私の場合、送られてくる学会誌や専門書には一応目は通しますが、なにしろ先のない身。

ある問題に直面した場合、兎に角自分なりの仮説をたててみることにしています。
それから手持ちの文献を漁ることになるんですが、このブログでも以前に申し上げましたように、基本がなっていない。

今でも娘の高校時代の化学の教科書が枕元に…という有様です。
でも試験に追い立てられているわけではありませんから、気楽ではあります。
 

  最近読み返しています


写真はここ一週間、取り憑かれて読んでいる、日本土壌肥料学会編 『植物と微生物による環境修復』です。

ブログで皆さんにお話ししてきた内容が間違っていたら困るなぁなんて、自己採点する気持ちで読むんですわ。

すると名古屋大学教授・片山新太先生の『土壌微生物による農薬分解』で、「モンモリナイトの層間に、カチオン性除草剤パラコートが吸着」と書かれてありますと「ヤッター♪」となるんですよ。

だって
先日の庭園樹と除草剤の記事中、分解剤として紹介した珪酸塩白土こそモンモリナイト系粘土鉱物ですもの。
 

私にとって「仮説」とは、ある命題に対する想像の世界ではなく、どうしても理に合わない、腑に落ちないと感じたときに生ずる溶岩のようなものなんです。

溶岩ですからどんな形になるかわからない。

兎に角「こういう事ではないのか?」と考えてみます。
この課程より先に、文献を漁ってみるのは、私の肌に合わないのです。
 
一例を申し上げますと、諏訪湖のアオコのことがあります。
現在、アオコが消えて良かった、と言われています。
しかし年間通して観察すると、必ずしも消えてはいません

現に09年6月28日、この日は信大理学部教室において、土肥学会があり、諏訪湖の問題について第二回目の講演発表をおこなったので、鮮明に記憶がありますが、アオコの真っ盛りでした。
そして昨年夏、高温日照りがつづいた時もアオコは完全に復活していました。
 
07年にわたしは考えました。
「もしかして、諏訪湖のアオコは高濃度の栄養条件で死滅、好適条件で復活するのでは無いか?即ち豪雨との因果関係が濃厚なのではないか」…と。

この仮説に基づいて、名古屋大学・木村真人先生に相談したのでした。

今年もアオコが発生したり消えたり(アオコの消長)するのは、こうした気象条件に左右されるのであり、夏の高温時に消えるのは、もっと深刻な事態(アオコさえ生きられない)にあることを観察したいと思います。
 
信州大学でも、富所五郎先生門下の鈴木雄介さんが学生時代に『諏訪湖におけるアオコ減少要因の検討』という論文を発表しておられます。

気象条件との因果関係に着目した内容でしたので、同大学に問い合わせをしましたところ、先日お電話をいただきました。

富所先生も既に退官され、鈴木さんも公務員になられたとか。

しばし長電話の後…こんな方には大学に残っていて欲しかった。
私の偽らざる心境です。


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コメント
あのー

今回のコメントは、ほとんどギャグと思ってください……

全く関係のない話なんですが……

「信大」の話が出たので、ちょっと、偶然にも「信大」の話題に半ば強制的に持ち込む「ちば!」でありますが……

樹木に「ケンポナシ」ってのが、あるそうですが、ケンポナシの花から得たミツバチが製造する蜂蜜の方が、栃やアカシアから得た蜂蜜より活性酸素がウンタラコンタラコーダラだそうで、高評価に語られていますが、信大の研究って間違いないんですか??

ちなみに、ケンポナシの巨木は千葉県では1本しかないそうです……

その割には、長野産のケンポナシ産の蜂蜜って評価の割には安価っすよね……もっと高いかと思った……

まぁ。量の割には高いのかな?

それにしても、オヤジさん……

いろんな、大学の教授と知り合いなのね……

( Д )゚ ゚  ビックリ……


わしも、トーダイに行きてーなぁーw

オヤジさん、無料で裏口で入れる方法はないっすか??(大笑)
  • ちば!
  • 2011/02/19 8:41 PM
ちば!さん、こんにちは。

ケンポナシ→ケンボナシ→健忘無し?…違うか(笑)
蜂蜜の話は初耳です。

しかし裏口入学の事については、この次生まれ変わって、この世に現れるチャンスがあれば、挑戦したいと…!!!
そんなお金持ちの家に生まれたいです。

今までいろいろな先生にお会いしましたなぁ。
大部分の先生方は、ある種の研究に打ち込んで学位(○○博士)をおとりになって、次の次の研究をされています。
こうした立派な先生は、学位とは運転免許証程度に思っているんでしょうな。

ところが中には、学位を取得した時の、そのテーマから抜け出せない方もいらっしゃる。
それが人類の健康や環境に資するというのであれば、私も文句はないです。
しかし、その研究が「何をくだらないことを言っているんだ」という内容であっても、「先生センセイ」と言われてモテモテ。

ちば!さん、「学位」とは一体なんだろう。
  • 菊地虎男
  • 2011/02/21 12:41 PM
オヤジさん、どもー(・∀・)b

>しかし裏口入学の事については、この次生まれ変わって、この世に現れるチャンスがあれば、挑戦したいと…!!!

なーんだ(笑)

オヤジさんも、同じ考えの持ち主だったのね?

でもさー……

「学位」って、自分の努力の評価かもしれないっすね……

まあ、現役「学生」って、普通は未成年だから、両親や親族の絡みも、いろいろとあるからなんとも言えないですけどね……

わしは、「親」の都合で、大学受験すら出来ませんでしたからね……・゚・(ノД`;)・゚・

でも、オヤジさん……

沢山の専門家(教授?)との廻り会いがあるって「人徳」ですよね……

自分にとって、興味がある先達者や開発者との「めぐり逢い」や、会話のチャンスがあったら……

(;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……会って話してみたい……

って、なっちゃいそーですけど(大笑)

実際、過去にあった実談なのですが……

年中、釣り雑誌雑誌に出てくる「名手」と、偶然お会い出来た事があって、その時、普通にお話して貰った事で、すごく感動した経験があります。

で、秘訣や隠れ技とかも、教えて貰ったおかげで、その後の釣果が見違えるように変わりました。

ちょっとしたことで、人間、変われるモノだ……

と実感しました。

世の中、もっと、身近なささやか事に関心を持って貰いたいものですね。

マスコミが崇める「教授」より……
  • ちば!
  • 2011/02/21 11:01 PM
ちば!さん、こんにちは。 

渓流釣りは、私も名人から教わったその日から開眼しましたので、良く話が理解できます。
釣りをした経験もない人に、河川や湖沼の事が解るのかなあ…。

確かに身近の話ですよね。
マスコミが崇める教授ですか。

いや、もっと深刻なのは、(お叱りを受けるのを覚悟の上で言いますが)先頭に立つ先生方の大部分は理学博士です。
農学博士は少ないように感じられます。
現に諏訪湖では皆無です。

そのセンセイ方は、魚がいなくなっても「これでいいのだ、これでいいのだ」の大合唱。

したがって、そう言う学者センセイと言うのは、政治家やお役人様にとって誠に都合が良い存在なんですよね。

このままで良ければ、何も仕事をせずにすみますからね…。
  • 菊地虎男
  • 2011/02/23 7:22 PM
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