肥料が多すぎると……!(+土壌から放射性物質を減らす為のヒントについて)

  • 2011.05.29 Sunday
  • 15:36
 

こんにちは、園芸店オヤジです。

「園芸店経営」という季節労務者は、4月下旬から休むひまなく働いてきました。
取り寄せてあった雑誌・農耕と園芸5月号も書店の袋に入り、我が枕元で眠ったままの日々が続きました。
その忙しさから解放されて昨夜、別冊付録を取り出したところ、後藤逸男著「土壌診断とやさしい土壌学」でした。

この先生のお話は見逃せない!


 異常が出たキュウリの葉
 

上の画像は、本日お客様から相談を承ったキュウリの葉。
これを細菌による病害と勘違いして、野菜の病害図鑑とにらめっこでは恥をかきそうです。

お訊きしますと、連年苦土石灰と堆肥プラス8・8・8の○○化成肥料を散布されているとのこと。

弊社のそば殻堆肥・ハスキーミックスを使用する時は、他の窒素・リン酸・カリを含む肥料は(鶏糞など有機肥・化学肥を問わず)一切併用しないことをお願いしています。

この約束は残念ながら守られてはいなかったようです。
 
次に問題なのは、苦土石灰(Mgマグネシウム)を撒き続けて高pHにしてしまった。
後藤先生はpH6.5以上ならば、ただちに石灰資材の施用を中止せよと言います。

植物に必須微量要素(鉄 マンガン 亜鉛 銅 ホウ素 モリブデン 塩素 ニッケル)の正常な吸収はリン酸過剰や高pHによって妨げられると強調されています。

同書は雑誌の付録とは言え、初心者にも解りやすく、又読み物としても面白く語らえているお勧めの書です。

なお写真の生理現象が、鉄栄養かホウ素などが原因しているのかは分析機器を持たない私では断定できません。


ところで未だ終息していない原発からの放射能漏れ。
汚染地域は広がるばかりですね。
この先未来永劫、使用出来ない土地になってしまった場所も有るでしょう。
しかし、低い濃度での汚染地域に於いては今後も皆がそこで生き、農業を営み、それで収入を得たり、それを食べる事で命を繋いでいく事になるでしょう。

以前にも
このページで紹介致しましたが、土壌からセシウムやストロンチウムを除去する方法が、今後の重要課題となるでしょう…

日本の、しかもその場所その場所に合った植物を使ってのファイトレメディエーションが先決となって来ています。

放射能漏れが落ち着いたら、
ファイトレメディエーションに取りかからなくてはなりません…。

そのヒントとして、
この土肥学会のページを是非お読みいただきたいと思います。
この情報は随時新しい情報が追加されてます。

そして事が終息する事を祈りながら、「これから」の事を考えたいと思います。


今低濃度汚染されてしまった地域に於いても、数年後には子ども達にも安心して食べさせる事の出来る作物が、再び作られるようになる事を信じたいと思います。


 
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コメント
オヤジさん、お久しぶりです。
かなり忙しかったのね……(´・ω・`)
お疲れ様です。

長野でも放射性物質が検出されてしまいましたね……
残念なことです。

ヨウ素が検出されなかったということは、原発事故から2ヶ月半経って、上昇気流の中で居残ったセシウムだけが雨で降下してしまったのかもしれません……

一番イヤなのが、一旦降下した放射性物質が、風で、舞い上がり、そして雨、気温や湿度の影響で、他所へ移動してしまうことですね……

江戸川に沿った市町村が高検出なのは納得できるのですが……

八ヶ岳を越えたのは、驚きました……

今夜の台風でどのくらい変動があるのか……

さて、これから土壌のファイトレメディエーションには、
逆にホウレンソウの種子を荒蒔きしてしまうか!!

もちろん、喰いません(苦笑)
  • ちば!
  • 2011/05/29 9:07 PM
ちば!さん、こんにちは。

高冷地の当地では、現在サツマイモ苗の定植がさかんにおこなわれています。
残念なことに、サツマイモはジャガイモやテンサイと共にセシウム吸収量の高い作物とされているようです。

諏訪湖流域下水汚泥にどのような経路でセシウムが入ったのか解りませんが、農地まで汚染されているとは考えたくありません。

ただ、我が国特有の現象だと思いますが、セシウムは今日、子供の人体より先に、国のエライさん達の脳を冒し始めたのではないかと危惧されます。
  • 菊地虎男
  • 2011/06/01 10:35 PM
オヤジさん、こんにちは。

こちらは雨です。

今回、出た放射能汚染は、たまたま福島原発の事故があったから、たまたま放射能検査をやってみたら「出ちゃったぁ〜…」っな感じだったかも知れませんね(苦笑)


もともと60年代から核実験していて、そのうちにチェルノの事故があったから、そういう過去のモノかも知れませんね…


案内していただいた土肥学会のサイトも読んでみました。


手短に買って来て、時期的に効果がありそうなのはキビですね…


キビを播いたら、きっと次はスズメと、ファイトレデメーションしなくては…(笑)
  • ちば!
  • 2011/06/02 12:51 PM
ちば!さん、こんにちは。

ファイトレメディエーションという言葉がにわかに脚光を浴びてきましたが、基本的には根が深く広く張り巡らせる植物であり技術ですよね。
汚染の深さによっても土壌の質によっても、使用される植物は違いますし、土肥学会のページを参考にすると、現段階では浅く広くひげ根を伸ばしてゆくイネ科の一部の植物が有効であると有りますね。
その中にキビ属も有りましたね、効果を期待しています。


ところで、霞ヶ浦アサザ基金はこの基本を無視していました。

我が諏訪湖においても、昨日の地元紙・長野日報によりますと、テナガエビの激減に対し、ようやく漁民の皆さんが真実に近づきつつあるように思います。

ただ、ヒシを抜き取りたいとありましたが、その植物学的種子の繁殖メカニズムを知らなければ根本的解決にはならない。

恐れながら、それでは徒労に終わるでしょうと申し上げたいです。
農地でも河川・湖沼ともなんら変わりはありませんね。
  • 菊地虎男
  • 2011/06/04 12:59 PM
オヤジさん、こんにちは。

土肥学会の読みました。
なかなか奥深き内容で、どの方法が己に適しているのか?という推測と追跡研究、といった勉強をする起爆剤になる内容でした。

アサザ基金?
そんなもんより、今は(例)アカザ基金でもして、ファイトレメディエーションを行い、土壌洗浄を優先するべきではないでしょうか?

雨降れば、余計に霞ヶ浦は汚れちゃいます……アカザどこではないでしょう……きっと


>テナガエビの激減に対し、ようやく漁民の皆さんが真実に近づきつつあるよう……


人間、痛い目に遭わないと気付かないといった証拠でしょうか?

その前に、文献を読め!といった感じでしょうか?
御用学者の意見鵜呑みの役所根性……
役所が言うことは正しいと鵜呑み……

今回の原発事故で、政府や官僚が懲りて居れば良いのですが、利権や金、得票を狙った政治家と企業との癒着から離れられないようでは、国民にとって悔しいのですが、「バカには勝てない」という言葉が当てはまってしまいますね。



残念ながら……
  • ちば!
  • 2011/06/04 8:03 PM
たびたび、すんません……

訂正です……

>霞ヶ浦は汚れちゃいます……「アカザ」どこではないでしょう……きっと……X

>霞ヶ浦は汚れちゃいます……「アサザ」どこではないでしょう……きっと……○

です……
  • ちば!
  • 2011/06/04 8:07 PM
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